「fondeskを利用しているのは、経営者としての自分のため。そして社内の空気を濁らせないため。」こう語るのは、株式会社Catallaxy(カタラクシー)代表の大石裕明さん。
営業電話への対応で「断り方」に気をつかうのがストレスになっていたという大石さん。fondeskで何度もかけてくる営業電話をブロックし、高い費用対効果を実感しているといいます。fondeskを使っての率直な感想や、続ける理由について伺いました。
Catallaxyは、「未来の製造業をつくる」を掲げ、日本一わかりやすい製造業紹介メディアFabitと、金属加工業者と発注者をつなぐMitsuriを運営するスタートアップ。あらゆる業界で起こる「無人化」を工場に導入し製造業の底上げをはかるため、プラットフォーマーとして挑戦を続けています。
fondesk導入前
- 営業電話が多く作業を中断される
- 「断り方」に気を使う
fondesk導入後
- 断るストレスから解放された
- 社内の電話状況を可視化
営業電話を「断る」ストレスから解放された
営業電話かどうかの判断をfondeskさんがしてくれることで、「断り方」に気を使わなくていいのが精神的には大きいです。自分で電話に出ていた頃、私は断り方がはっきりしているので、相手の心象を悪くしないか気になっていました。
また、社長宛の電話を受け取った社員が、社長を探して取り次いだら「営業電話だから…」と言われる。そうすると「大事な電話じゃないかとがんばって探したのに」と、しょんぼりしちゃうんですよね。
そういうストレスを無くせる意味では、もしfondeskが月10万円だったとしても、費用対効果はあると感じています。
社内の空気を「濁らせたくない」
そうですね。営業電話の相手に対してももちろんですが、もし私がトゲトゲしい話し方をしていると、社内の空気は「濁ってしまう」と思うんです。
聞いていて「仕方ないな」と思いながらも、そんなに冷たくしなくてもいいじゃないかとか、怒ったらそんなに怖いんだ、とか社員は思いますよね。電話を切ったあと、なんとなくみんなダンマリしてしまうみたいな(笑)。
だから、fondeskは私のためでもあるんです。社員は経営者の一挙手一投足を常に気にしているものです。特に小さい会社だと、そういう空気がすぐに蔓延しますからね。
弊社では社内の管理や福利厚生などでいろいろなSaaSを導入していますが、まずはやってみて、ダメなら止めればいいというスタンスなんです。実際に使ってみて有効だと感じないものは、シビアに判断して解約します。
でもfondeskは、止める理由が見つかりません。あらゆる会社におすすめできるサービスだと思います。
自作のSlackスタンプで対応効率アップ
fondesk導入前までは、電話はほぼ私が一人で受けていて、けっこう大変でした。
最初は社員が「私がとりますよ」みたいな雰囲気もあったのですが、ほとんどの電話が私宛なのでワンクッション挟むのは時間ロスになりますから。偶然読んだブログでfondeskを見つけて、すぐに導入を決めました。
fondeskさんのサービスに紐づくことといえば、電話対応済みのSlackスタンプを作りました。これは些細なことですが、生産性向上につながっています。
あとは、ダッシュボードツールとか、本番のデータベースをみんなでいじり、ビジネスインテリジェンスにつなげるなどは積極的にやっています。 ビジネス職の人でもSQLが書けるようにするとか。そうすればエンジニアの人の時間をとらないですからね。それは最近はじめたんですが、社内でもスムーズに受入れられています。
営業電話のミュート機能に期待
初期設定で詰まることはなかったですし、使いにくさは全く感じません。 しいていうなら、もっと「転送電話っぽくなさ」が欲しいですね。自分で2、3回かけてみてなんとなく不自然に思ったこともあったので。でも今のところ、発信者から指摘されたことはないですね。
従量料金が1本200円ずつという料金も、必要経費だと思って納得しています。何度も電話してくる営業電話をブロックしてくれていて、だいたい月に2~3万円くらいにはなります。 見える化できて良いという半面、営業会社のために払っているみたいでちょっとイライラしちゃいます(笑)。今後営業電話をミュートしてくれる機能があればめちゃめちゃ助かりますね(※編集者注)。
※編集者注 インタビュー後に特定の電話番号からの着信を拒否する機能をリリースしました。詳しくはコチラをご参照ください。
金属部品の調達企業が日本中の町工場と直接オンライン商談ができるプラットフォーム「Mitsuri(ミツリ)」。
見積 / 発注 / 請求などの商取引データの授受、サプライヤー開拓 / 情報管理、RFx(RFI、RFP、RFQ)、プログラム提供をサポート。 「摩擦のない」商取引環境を創り出すことで、トータルで製造プロセスに関わる省人化をおこなう。 商取引のビッグデータ化により、製造プロセスの省人化・無人化を果たし、「未来の製造業」をつくっていく。
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